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結構大事な「超音波小型カッター」のメンテナンス





前の記事では自分が最近もっとも気に入っている電動工具「超音波小型カッター」の素晴らしさについて書きました。

しかしこの超音波カッターは名前のとおり「超音波」振動を発生させることで最大のパフォーマンスを発揮するデリケートな装置なので、他の電動工具のような感覚で雑に使うと不調になりやすい為、いつでも快適に使えるようにする注意点などもお知らせしていきたいと思います。

まず自分が購入した超音波小型カッターですが、説明書の他に別紙でメンテナンスの方法を説明したものが付属してきました。どうやらせっかく超音波カッターを購入しても、ユーザーがメンテナンスを怠って全然切れなくなったり、すぐにオーバーヒートで電源オフになってしまうということで修理依頼が多いそうです。

でもその不調は簡単なメンテナンスや消耗品の金具を交換することで修理できてしまい、故障には該当せずに保証期間でも有償になってしまうので、送料に加えて点検・清掃作業費などが「有料」となりますとのお知らせでした。

自分も実際にこの超音波カッターを使い始めてしばらく経過すると頻繁にオーバーヒートで保護回路が作動して電源オフになってしまうので、イライラすることが多かったです。

しかしディスクグラインダーやドリルのようなモーター式の電動工具ならば強引な使い方をしても滅多に壊れることは無いのですが、超音波カッターはそれらの電動工具のようにねじ伏せるように強引に使おうとするとすぐに不機嫌になってしまうデリケートな精密機器なんだと自覚してからは、切り方や作業のリズムなどに気を遣うようになりました。

そこでデリケートな超音波カッターを安定して使えるようにするコツをお教えします。(作業直後は刃取り付け金具やホーン部、カッター刃などは非常に高温になっていますので、火傷防止の為にある程度冷めてから取り外しましょう。)

1.超音波カッターの刃先で無理に部材を押さえつけないこと。

→ 超音波振動が阻害されてオーバーヒートで電源オフになってしまいます。

2.ハンドピースの持ち方はボールペンを持つように軽く持つこと。

→ 3kg以上の力で押さえつけるような持ち方では超音波振動が阻害されてオーバーヒートで電源オフになります。

3.カッターの刃は惜しまず切れ味が悪いと思ったらすぐに新品の刃に交換すること。


ultrasoniccutter3.jpg

→ 見た目にはまだ刃こぼれしておらず使えそうな刃でも超音波レベルの振動ではそれすらも障害になります。

4.刃を固定するネジのゆるみをチェックすること。


ultrasoniccutter6.jpg

→ 説明書には0.6N・mが目安とありますが、緩すぎてもきつすぎても超音波振動が阻害されてオーバーヒート、電源オフの流れになります。ホーンが冷めている状態(冷間時)に、付属の六角レンチの長いほうをネジに突き立て、短いほうで「クッ!」と一瞬だけ締める感じでしょうか。逆の持ち方で締めるとトルクが掛かりすぎてイモネジをナメてしまう可能性があります。

5.頻繁に電源が落ちてしまう場合は分解して「刃固定金具」の異物を削り落とす。


ultrasoniccutter4.jpg

→ この金具のネジを締める反対側に金属摩擦で出た粉が高熱でこびりついているので、これをカッターの刃を立てて軽く削るか、目の細かい紙やすりで丁寧に磨いてなるべくピカピカにしておきます。だいたい電源がすぐに落ちる場合はここが汚れているか、ハンドピース先端のホーン内部に汚れがこびりついている場合が多いです。

6.ホーン内部をまめに綿棒で清掃する。


ultrasoniccutter5.jpg



→ 刃取り付け金具よりもホーン内部にこびりついた汚れは取りづらいですが、あまりにも汚れがひどい場合は1500番以上の目の細かい紙やすりを棒に巻き付けてホーン内部を研磨する必要があります。

7.ネジも適正トルクだし刃も替えたばかり、それでも急に全然切れなくなった場合、ホーン内部で刃固定金具が粉砕している場合も有り。刃固定金具、ネジは消耗品なのである程度使ったら新品と交換する。

→ この刃固定金具はとても小さい部品ですが、加工に技術が必要なのか1個あたり約1500円と高価です。ネジも小さいので紛失しやすく、ホームセンターに行っても同じネジは入手できない特殊なものです。



どうせ注文する際は送料が1個でもかかってしまうので、ある程度まとめて発注したほうが安心ですが、刃固定金具とネジのセットで自分は5個くらいまとめて発注しています。(結構痛い出費なんですよね・・・)

ちなみに刃固定金具が1個1500円くらいするからといって大切に使っていても、素材がアルミなので摩耗や高温である程度使っているとホーン内部で粉砕してしまいます。それだけ超音波振動に晒されているハンドピースの先端は摩擦熱で過酷な環境ということが分かります。



・・・以上、超音波カッターを安定したパフォーマンスで使うにはこれだけの注意点がありました。

最初は面倒なメンテナンスですが、頻繁に電源が落ちてしまうと、機嫌を損ねないように必然的にやらざるを得なくなります。他に同じ作業を代替できる工具があれば諦めてそちらで作業をしますが、やっぱり超音波カッターを一度使ってしまうと他の電動工具の音の大きさや作業場所の確保などが面倒に思えるんですよね。



一時は超音波カッターの代わりになるかと思って樹脂の切断や溶着用にと「EASY WELDER プラスチック溶接用ヒートペン HP-1000」という半田ごてのような電熱工具を購入したのですが、自分が今ハマっている自動車用の樹脂パーツの加工には温度が低すぎて超音波カッターのようにサクサク切断することは無理でした。

ホットウェルダー

樹脂でも色々な種類があるので、こちらのヒートペンはプラモデルなどの比較的溶解温度の低いプラスチックに有効だと思いますが、自動車部品用のある程度の高温に耐えられるような樹脂では役不足でした。



ヒートペンに浮気した結果、やっぱり超音波カッターの使い勝手を再認識することになったので、それからは長時間の連続作業をせず、温度が上昇しそうになったらこまめに作業を中断して休ませる、こまめにメンテナンスや消耗部品は出し惜しみせずに交換するようにしたら、調子よくパフォーマンスを発揮してくれるようになりました。

手が掛かるけど、やっぱり便利な超音波カッター。どなたにもお勧めできる訳ではないのですが、このメリットとデメリットを享受出来る方ならばDIY作業の良い相棒になるかもしれませんよ!





テーマ : こんなの買っちゃいました
ジャンル : 車・バイク

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DIY野郎 (ガトウ・ショコラ)

Author:DIY野郎 (ガトウ・ショコラ)
管理人は自宅で2匹のネコを飼っている猫好きの大男です。

愛車は20年近く大切に乗り続けているコンパクトカー、そして自動車保険のマイバイク特約で何台持っていてもクルマと同じ保障が受けられて維持費の安い125ccのバイクを3台所有しています。

125ccにハマる前に乗っていた「キムコ SUPER9s」については、自作加工やカスタマイズのネタが多い為に別ブログとして立ち上げました。興味があれば下にあるリンク集から覗いてみてください。

このブログでは日曜大工(Do It Yourself)やクルマの工作等についての情報をコツコツと不定期に発信していきます。

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